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BS1で、 『 BSドキュメンタリー 史上空前の論文捏造』が再放送された。

一応、研究の世界に身を置いているので興味はあったんだけど、昨年秋の放送で見逃していた。 自分は フラーレン 屋さんではないので詳しくは知らなかったんだけど、この捏造事件はかなり有名な話だと思う。 なにしろ、名も無き論文誌ではなく、 NatureScience に掲載された論文だったのだから。 しかも、十数本も。

この問題では、捏造した著者が一番悪いのでしょうが、共著者である当時の研究リーダーが責任逃れの発言をインタビューでしているのを聞いて唖然とした。 リーダーであるなら、実験に関して議論をすべきだったんじゃないかと。 研究者なら、その辺のことを確認するのは当然なんじゃないかな?

この話を聞いて、 『ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉』 でファインマン先生が述べている「科学的良心」を思い出した。 「科学的良心」というのは、自分にとって都合の良いデータだけを示すのではなく、得られたデータすべてを包み隠さず示すことなのだそうだ。 捏造に関しては「科学的良心」以前の問題である気がするが、それでも著者やリーダーには科学者としての「科学的良心」が欠けていたのだろう。

応用研究にばかり資金が投入される昨今では、都合の悪いデータを示すことは不利ではあるが、それでも科学者として全てを示して欲しいと思う。 それこそが、今後も科学が発展していくための礎になるのだと思う。

ちなみに、 『ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉』 や 『困ります、ファインマンさん』 などのファインマン本はかなりおすすめです。 科学の知識は一切必要なく、 笑いあり、感動ありのエッセイです。 これらを読めば、必ずファインマン ファンになること間違いなしです。

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